それはまっとうな恋じゃなかったのかもしれないけれど
僕にはまっとうだと思える愛があった
太陽をはばかるように冷たい空気が満ちていた気もしたけれど
君と触れあえばそこに熱があった
続けることが正しいんじゃないかと考えてみたり
いますぐに断ち切らなければいけないと焦ってみたり
確かなものはなにもなくて
二人の時間が交わるたび
不安も蓄積されていた

あの幸せを忘れてはいないけれど

君を好きだと 言えなかった

そして僕らの 重なった道のりは
ゆっくりぼやけて 黄昏に消えてゆく